失敗を恐れるな2 キャリア

失敗を恐れるな2

私はアメリカでキャリアを積むなかで、多くの失敗を重ねてきました。失敗を恐れて安全な道を進むことはチャンスを逃していることだと私は考えます。失敗だと思ったことから人生が新しい方向に開けて来ることもあります。ですから、前向きに挑戦するという気持ちをいつも忘れてはいけないと思います。何を失敗と捉えるかにも…
失敗を恐れるな1 キャリア

失敗を恐れるな1

今回は失敗を恐れないことの重要性について書きたいと思います。失敗を避けようとすることが実は失敗であったりします。 私が日本で違和感を感じることの一つは、失敗のないキャリアを積んだ人間、要はリスクを取らずにそつなくやってきた人間が組織で評価される場合が多いということです。チャレンジしても次がないと人は…
ブログ1周年!日本の活力を取り戻すために 戦国・安土桃山時代

ブログ1周年!日本の活力を取り戻すために

今日でブログを始めて1年になりました。私は1995年にアメリカに来て以来、2010年頃まではごくたまに日本の大学に招待されて帰国する以外には、正直に言うとあまり日本との関わりはありませんでした。特に若いときは、アメリカでどう生き抜いていくか自分のことで精一杯だったのもあります。 うちの研究室に来てく…
一年の目標 自己紹介

一年の目標

毎年1月1日に、私は目標を立てています。この習慣はかれこれ9年続けていますが、もっと若い頃からやっておけば良かったなと思っているものの一つで、目標を立てる習慣のない方にはぜひおすすめしたいと思います。 実際のやり方ですが、その時点での長期的な目標として、3年、5年、10年後に達成したいことと、目標を…
科学業績の真価とは2 分子病理疫学(MPE)

科学業績の真価とは2

多くの疫学者は、自分で新しい方法論を開発することなく、他人が開発した方法を使って、単に新しいリスクファクターと病気の相関関係を発表し続けています。そういう大量の、疫学者であれば誰にでもできる疫学研究論文のせいで、一般には疫学は病気のメカニズムは あまり考慮に入れていないというイメージが形成され、「疫…
科学業績の真価とは1 分子病理疫学(MPE)

科学業績の真価とは1

今年も年末に近づいてきて、恒例のノーベル賞の授賞式のシーズンとなりました。ノーベル賞を受賞するような研究は人類の発展に大きく貢献したことは間違いありません。近年、受賞者に毎年のように日本人の研究者が名前を連ねていることは誇らしい限りです。 ただ疫学者として一つ残念なことがあります。ノーベル賞には経済…
ニューメキシコ2(カールズバッド洞窟群国立公園) 旅行記

ニューメキシコ2(カールズバッド洞窟群国立公園)

Bat Flightは、ビジターセンター近くの天然の洞窟の入り口の前に設けられたステージで始まります。夕暮れ前にレンジャーからコウモリの生態の説明があり、後は照明を落として静かにするように説明があり、みんなでコウモリが出てくるのを待つのです。 我々が訪れたのは10月初旬で、夏のピークシーズンは過ぎた…
ニューメキシコ1(カールズバッド洞窟群国立公園) 旅行記

ニューメキシコ1(カールズバッド洞窟群国立公園)

最近忙しくてブログの更新が滞ってしまっていましたが、10月にテキサスのMDアンダーソン癌センターにグランド・ラウンド講演をするためにご招待頂いた際に足を伸ばした、ニューメキシコのカールズバッド洞窟群国立公園が非常に面白かったので書いておきたいと思います。今まで行ったどの国立公園とも違う魅力がありまし…
オーストラリア(国の機能の分散) 旅行記

オーストラリア(国の機能の分散)

メルボルン大学にご招待頂いて、オーストラリアへ出張しました。 メルボルン大学はオーストラリアでトップの大学であり、色々なカレッジが集合している大学だそうです。イギリスと同じシステムですね。 実際オーストラリアは現在もイギリス連邦(コモンウェルス)に所属しているそうです。街の雰囲気など至るところからイ…
ニューヨーク2(アメリカでのキャリア形成) キャリア

ニューヨーク2(アメリカでのキャリア形成)

また少し前のニューヨークでの話です。 次の夜はニューヨーク大学医学部のTanese先生、マウントサイナイ病院のOishi先生と、大学の後輩でコロンビア大学の島田先生夫妻との会食でした。皆さん、色々なタイミングでアメリカにやってこられてキャリアを形成し、各々の大学で教員として活躍されている方々ですので…