科学のための科学

長期的な科学の発展のための投資 健康

長期的な科学の発展のための投資

最近大切な研究費申請の締め切りや論文投稿、改訂が重なり、しばらく更新が滞ってしまいました。 私が以前から繰り返し述べているように、現在の科学研究には短絡的な研究成果を追求せざるを得ない悪しき潮流が生まれています。 近年のアメリカでは、生物医学分野の研究予算が伸び悩む中で、博士号取得者が毎年参入して研…
首都直下地震 新型コロナウイルス

首都直下地震

最近、リモートワークが続いて朝晩の自転車通勤がなくなったため、運動不足解消のために室内バイクマシンを毎日漕いでいるのですが、その際によく過去のNHKの番組を見ています。その中に昨年12月頃に放送された首都直下地震のシリーズがありました。 昨年の12月といえば、水面下ではおそらく感染が広がりつつあった…
研究費獲得のためのセミナービジネス? 科学のための科学

研究費獲得のためのセミナービジネス?

久しぶりの更新になります。この1ヶ月はアメリカ全土でコロナ感染拡大が続いてきましたが、マサチューセッツ州では感染は落ち着いており、毎日の新規感染者は100-300人くらい、死者が10−20人くらいとなっています。これを「落ち着いている」というのは日本からすると驚きだとは思いますが。経済活動再開も3段…
コロナ後の社会変革への希望5(日本について③) 新型コロナウイルス

コロナ後の社会変革への希望5(日本について③)

ここまで日本の新型コロナウイルス対策について私の意見を述べましたが、なぜ日本では合理的でスピードのある対策が取られにくいのかということについて、私の考えていることを述べたいと思います。 少し突飛に聞こえるかもしれませんが、私は根本的な原因は日本社会の根底にある、中世以来の儒教的・封建的な価値観とそれ…
コロナ後の社会変革への希望4(日本について②) 健康

コロナ後の社会変革への希望4(日本について②)

例えばPCR検査についてです。PCR検査の精度に関して言えば、感度も特異度も100%ではありません。ですから、PCR検査の実施と活用法についてはしっかりと戦略を立てて行う必要があると私は思います。 発症からしばらくしたコロナ患者は時間が経つほどPCR検査の感度が低下し、偽陰性が増えます。一般的な検体…
コロナ後の社会変革への希望3(日本について①) 健康

コロナ後の社会変革への希望3(日本について①)

アメリカでも、ようやく新型コロナウイルスの統計が落ち着いてきました。マサチューセッツ州では、1日の死者数が50人を下回る日が続き、ようやく今週から経済活動再開の第2段階に入りました。しかし、ご存知の通り、アメリカでは比較的強力な経済封鎖を3月に始めてからここまで数ヶ月を要しています。 対して日本は、…
コロナ後の社会変革への希望1 健康

コロナ後の社会変革への希望1

今回の新型コロナウイルスの流行の長期化は必至で、まだ気が早いですが、コロナ後の世界の社会への展望について今まで考えてきたことを書いておきたいと思います。 今回の騒動は、近いうちに起こるはずだった種々の変化をより一層早めるきっかけとなったようです。例えばリモートワークやIT化の加速が良い例でしょう。ま…
コロナ騒動のボストン5(久しぶりの出勤) 健康

コロナ騒動のボストン5(久しぶりの出勤)

しばらく更新が滞りました。今週までの2か月弱はずっと自宅勤務をしていました。その間、週に1度の食糧購入以外はほとんど外出はせず、ひたすら自宅で仕事をしていました。 以前も書きましたが、私の研究室ではデータ解析が主体ですので、出勤停止となり実験ができなくなっても、有難いことにリモートでかなりの仕事がで…
コロナ騒動のボストン 4(第5回国際分子病理疫学会延期) 健康

コロナ騒動のボストン 4(第5回国際分子病理疫学会延期)

コロナ騒動はまだまだ終わりません。ボストンのあるマサチューセッツ州の死者数は1週間前までは30人から40人で推移していました。それが一気に90人台になったあと、数日は70人ほどになり減少に転じたと思いきや、ついに一昨日は96人、昨日は89人になってしまいました。 丸3週間も外出を制限してこれですから…
コロナ騒動のボストン3(緊急事態の命の選択) 健康

コロナ騒動のボストン3(緊急事態の命の選択)

アメリカでの新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。御存知の通りニューヨークでは、医療崩壊が現実のものとなり、平時には考えられないパニックが起こっています。また、ニューオーリンズなどの他の地域もニューヨークのような感染爆発が起こりつつあり、予断を許せません。 感染爆発は低所得者層が多く住む地域で…