分子病理疫学(MPE) 4月 20日 2019 分子病理疫学(MPE)3(微生物学MPE) このブログの初期に私が提唱して体系化した学問である分子病理学(Molecular Pathological Epidemiology、略してMPE)について解説しました(MPE1、MPE2)。AACRアトランタで私が発表したとおり近年はMPEを微生物学・免疫学などの他の学問と融合するプロジェクトに重… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 4月 5日 2019 米国癌学会(AACR)@アトランタ その他 アトランタから帰ってきました。 今回のAACRでは、前回と前々回に書いた自分のセッションに加えて、共同研究者であるハーバードメディカルスクールのチャン教授及びハーバード公衆衛生学大学院のジョバヌッチ教授がAACRの学会賞を受賞したため、受賞記念講演に参加したり、その他各種レセプションなどに参加したり… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 4月 3日 2019 米国癌学会(AACR)@アトランタでの講演2 2年ほど前から、私はAACRの癌免疫学ワーキンググループ(CIMM)及び分子疫学ワーキンググループ(MEG)の両方に所属するメンバーとして、両グループを繋げた共同会議の開催の構想を温めてきました。 AACR主催の特別会議の開催にはAACRにプロポーザル(提案書)を提出して採択される必要があります。 … 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 4月 1日 2019 米国癌学会(AACR)@アトランタでの講演1 昨日の米国癌学会(AACR)にて、教育的 セッション「腫瘍免疫学と分子疫学の統合」を無事終えました。大きな会場での午前中の開催だったため、どれだけの人に来ていただけるか少し不安でしたが、会場はほぼ満杯で立ち見が出るような盛況でした。席の数は約440だったので、途中若干の人数の出入りも考えると恐らく3… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 3月 23日 2019 インディアナ大学での講演 昨日、今日とインディアナ大学の公衆衛生学大学校と、大学病院病理学科で講演をしました。 昔ハーバードにいた同僚や、クリーブランドで研修した先輩が在籍しており、以前から講演してほしいと頼まれていたため、米国横断出張に合わせてついに実現しました。 また、インディアナ大学に在籍する、消化器病科では全米トップ… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 3月 20日 2019 USCAPでの出会いと思い出 今日はワシントンD.C.からインディアナポリスに旅立ちます。 米国カナダ病理学会(USCAP)には3年ぶりの参加でしたがとても楽しかったです。 学会中、長崎大学の福岡順也教授とバッタリお会いしました。豊富なアイディアや考え方がまさにグローバルなお方です。 話が弾んで、日本人の皆さんとの夜のポットラッ… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 3月 15日 2019 GECCO @シアトル 今週、来週と出張ウイークが続きます。ボストン→シアトル→ワシントンD.C.→インディアナポリスと巡るアメリカ横断の旅です。 まず、昨日から毎年シアトルのFred Hutchinson Cancer Research Center(フレッド・ハッチンソン癌研究所)で行われている、GECC… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 3月 11日 2019 転ばぬ先の杖2 繰り返しますが、世界規模の効果が莫大なのは間違いなく、癌治療よりも癌予防です。 例えば、たばこの消費量をゼロに、あるいは半分にするだけで、癌患者数、癌死亡数ともに世界規模で数千万の単位で減らせます。日本だけでも数十万から数百万の単位で減らせます。癌予防に比べると癌治療は世界規模の癌負荷の軽減に殆ど貢… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 3月 7日 2019 転ばぬ先の杖1 予防は治療に勝ると言います。みなさんもできれば癌になる前には予防を、もし癌になった後でも再発の予防を選ぶのではないでしょうか。副作用が必ずといっていいほどある癌の薬物療法はできれば避けたいはずです。 私の研究の最終的な目標は分子病理疫学(MPE)で得られた研究成果を癌治療にだけではなく癌予防に活かす… 続きを読む
キャリア 3月 5日 2019 チャンスは必ず来る! 3月5日、今日は何の日? 分子病理疫学の日。 今日は分子病理疫学(MPE)と題した最初の論文が世に出てから、ちょうど9年目の日です。 もともと私は病理科医師で、分子病理学超専門医であり、分子病理学者として研究活動をしていましたが、疫学の面白さに惹かれ、2007年よりハーバード大学公衆衛生学大学院修士… 続きを読む