分子病理疫学(MPE) 6月 17日 2019 イヤーエンドパーティー 先日、私の所属するハーバード大学医学部関連のブリガム・アンド・ウィメンズ病院病理学部門のイヤーエンドパーティーが開かれました。出席者は病理学部門のファカルティ(教員)、レジデント、クリニカルフェロー(病理学科研修生)とその同伴者で、約150人でした。 アメリカの大学の年度は9月から翌年5月で、6月か… 続きを読む
ボストン日本人研究者交流会(BJRF) 6月 11日 2019 ボストン日本人研究者交流会 先週末は久しぶりに、私がアドバイザーを務めるボストン日本人研究者交流会の特別イベント「見えないものが見えた!~史上初のブラックホール撮影の舞台裏~」に出席してきました。 先日日本でも大きく報道された史上初のブラックホール撮影にマサチューセッツ工科大学(MIT)で働く日本研究者の2人も参加していたよう… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 6月 9日 2019 NIH(NCI)でのOutstanding Investigator会議2 (MPE統計学) この会議は2015年からこの賞を受賞している約50人の中から私を含めて25人の研究者が、それ以降の受賞者の約30人及びNCIの研究者を含めた約60人の出席者を前にして、これまでの4年間の研究成果を発表する形式で、2日に渡り行われました。前回も述べたとおり、これは初めての試みですが、来年以降も続いて開… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 5月 31日 2019 NIH(NCI)でのOutstanding Investigator会議1 今、米国国立衛生研究所(NIH)に属する米国国立がん研究所(NCI)での会議のためにワシントンDCに来ています。NCIはワシントンDCのダウンタウンから少し北の郊外の住宅街にあります。最近はNCIでの用件も多くよくワシントンDCに出張している気がします。 さて、今回の旅の目的は、NCIのOutsta… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 5月 14日 2019 日本病理学会での講演内容 無事に日本での講演を終えました。 病理学会では午前及び午後の2回講演を行ったのですが、午前は病理学会の参加者のみを対象とした免疫分子病理疫学についての講演で、午後は癌予防の重要性と免疫学の予防における重要性についての一般向けの講演でした。 何れの講演にも多くの方(正確には分かりませんが恐らく前半は2… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 5月 7日 2019 日本病理学会での講演 成田空港に到着しました。10連休明けですが海外に旅行した人で空港はまだ混雑していました。 今週、東京国際フォーラムで行われる日本病理学会総会にて、5月11日(土) に以下の二つのシンポジウムで講演を行います。 ●特別シンポジウム 3 免疫微小環境と病理 第 1 会場(ホール C) 5月11日(土) … 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 5月 1日 2019 ドイツでの講演(時代を先取りする重要性) 出張中で更新が途絶えてしまいましたが、ドイツで講演をしてきました。 Tumor Immunology Meets Oncology (TIMO) XVは、ドイツのハレにある、マルティン・ルター大学のバーバラ・ゼルガー教授が主催している癌免疫学の会議で、今回で15回目を迎えました。 出席者はドイツなど… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 4月 24日 2019 ドイツへ出発 今からドイツのハレで行われる学会、Tumor Immunology Meets Oncology (TIMO) XVに出席するためボストンを旅立ちます。バイオマーカーに関するセッションのチェアを務めるほか、免疫学MPE及び微生物学MPEについての基調講演を行います。 ボストンからフランクフルトで乗り… 続きを読む
キャリア 4月 23日 2019 荻野研究室の研究室員の募集 ボストンにある私の分子病理疫学(MPE)研究室で研究室員(computational biologist, bioinformatician, anatomic pathologist あるいは他の分野)を募集しています。 私のMPE研究室の中心はハーバード大学関連のBrigham and Wome… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 4月 21日 2019 分子病理疫学(MPE)4(微生物学MPE・続き) 細菌Fは大腸癌のあるサブタイプの組織中に多く存在することは、私のラボや他のグループの研究結果からわかっています。この細菌Fが存在する大腸癌のサブタイプは大腸近位部、特に盲腸によく発生する傾向、遺伝子変異が大変多い傾向、癌ステージが高く予後が悪い傾向があります。 細菌Fは癌に対する免疫応答を抑制して発… 続きを読む