健康 3月 17日 2020 コロナ騒動のボストン 新型コロナウイルスの騒ぎが更に大きくなっていますね。ボストンのあるマサチューセッツ州でも、つい先日知事が非常事態宣言を出しました。学校は休校、なんとレストランも全部休業。スーパーに行っても保存食は品薄でお米も売り切れ、毎週末通っているボストン交響楽団のコンサートも、今月はキャンセルとのこと。ハーバー… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 3月 5日 2020 MPE 10周年 本日、3月5日は分子病理疫学(MPE)を提唱した初めてのコンセプト論文がJournal of the National Cancer Instiuteに掲載されてちょうど10周年になります。 Journal of the National Cancer Instiuteは10年以上インパクトファクタ… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 2月 18日 2020 日本疫学会などで講演@京都大学 日本に来ています。ご飯が美味しく毎食が楽しみです。 今週の2月20日(木) 及び2月21日(金)に、京都大学SPHと京都大学で行われる日本疫学会で講演します。 ●京大SPH ショートコース 次世代の疫学と人口健康科学 日時:2月20日(木) 10:30~12:00 場所:医学キャンパス G棟2階 セ… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 12月 25日 2019 科学業績の真価とは2 多くの疫学者は、自分で新しい方法論を開発することなく、他人が開発した方法を使って、単に新しいリスクファクターと病気の相関関係を発表し続けています。そういう大量の、疫学者であれば誰にでもできる疫学研究論文のせいで、一般には疫学は病気のメカニズムは あまり考慮に入れていないというイメージが形成され、「疫… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 12月 18日 2019 科学業績の真価とは1 今年も年末に近づいてきて、恒例のノーベル賞の授賞式のシーズンとなりました。ノーベル賞を受賞するような研究は人類の発展に大きく貢献したことは間違いありません。近年、受賞者に毎年のように日本人の研究者が名前を連ねていることは誇らしい限りです。 ただ疫学者として一つ残念なことがあります。ノーベル賞には経済… 続きを読む
健康 9月 3日 2019 日本からの訪問客2(食育は重要!) 東京慈恵会医科大学の浦島教授と学生の皆さんが我々の研究室をご訪問くださいました。 浦島教授は小児科がご専門で、ダナ・ファーバー癌研究所でのリサーチフェローシップ、そしてハーバード大学公衆衛生学大学院の修士課程に留学されたご経験があります。長年ビタミンDや小児の腸内細菌などに関する臨床研究に携わられて… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 8月 15日 2019 日本からの訪問客1(旧ラボメンバーを囲む食事会) 例年、夏は色々な人が私の研究室を訪問してくれます。今年もその例にもれず、いろいろな人に会えてとても嬉しい限りです。 今回は私の研究室の元メンバーで、現在は札幌医科大学の能正勝彦さんがボストンをご訪問くださいました。現在、彼と同時期の研究室のメンバーの馬場祥史さんが熊本大学から私の研究室に最新研究を学… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 8月 13日 2019 ドイツからの訪問客 先日、4月にドイツのハレで行われた学会の主催者であるバーバラ・ゼルガー教授がブランデンブルク大学のレネ・マントケ外科教授と一緒に私のラボを訪問するとの知らせを受けました。以前ハレにご招待頂いたお礼として、招待レクチャーをして頂いたあとでディナーにご招待しました。 バーバラは癌免疫学の専門家で、将来的… 続きを読む
ボストン日本人研究者交流会(BJRF) 8月 1日 2019 腸内微生物は世界を変える? 6月末のことになりますが、ボストン日本人研究者交流会の副幹事長の大賀拓史さんに日本企業で腸内微生物をご研究されている松本光晴さんをご紹介いただき、当ラボの博士研究員で、微生物学MPEの研究を主導してくれている有馬浩太さんもお招きし、腸内微生物学研究について意見交換する食事会を行いました。 ご存知のと… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 7月 24日 2019 ワシントン出張2(AACRのイノベーションサミット) しばらく更新が滞ってしまいましたが、先月末のワシントン出張の話の続きです。 NIHの研究費の審査会の後は、米国癌学会(AACR)主催の癌科学イノベーションサミット会議(議題は併用療法)に招待されて出席していました。 この会議は3日間に渡り、免疫療法、化学療法、放射線療法、分子標的療法、その他の領域の… 続きを読む