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留学医師ライブのYoutube番組に出演 分子病理疫学(MPE)

留学医師ライブのYoutube番組に出演

留学医師ライブのYoutube番組に出演させていただきました。留学の経緯、日本とアメリカの医学生の違い、病理科レジデント、フェロー時代などについて語っています。留学を考えているみなさんにご参考になるかと思いますので興味のある方は御覧ください。 https://www.youtube.com/watc…
統計学は科学・経済・社会を統べる!2 分子病理疫学(MPE)

統計学は科学・経済・社会を統べる!2

以前の記事で、統計学の重要性と、科学の信頼性に与える影響について書きました。今回は少し専門的になりますが、より具体的な事例について説明したいと思います。 研究者の皆さんなら誰でもご存知だと思いますが、得られたデータを統計処理する際に用いられる、Pという値があります。例えばAとBという2つの集団のある…
ブログ2周年 戦国・安土桃山時代

ブログ2周年

今日でブログを初めて丸2年が経ちました。去年の今頃は新型コロナウイルスの存在がここまで世界に脅威をもたらすとは想像の域を超えませんでした。この1年は、もしかしたら未来の世界への急激な変化の始まりとなる1年だったのかもしれません。 ブログを始めた2年前の記事に書いたことですが、私がブログをやろうと思っ…
タンパク質名称の標準化プロジェクト 科学のための科学

タンパク質名称の標準化プロジェクト

先日の記事で述べたとおり、私が長年問題意識を持ちつづけていた、タンパク質を含む遺伝子産物の名称が乱立している大問題について、共同研究者とともに米国科学アカデミー紀要(PNAS)にオピニオンペーパーを発表することができました。 https://www.pnas.org/content/118/3/e2…
一年の目標2 分子病理疫学(MPE)

一年の目標2

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 去年の記事にも書きましたが、毎年1月1日にはその年の目標を立てることにしています。今年もまた、目標を立てました。1年、3年、5年、10年後に達成したいことと、目標を実現するためにこの1年にやるべきことを書いていきます。 毎年、目標を立…
タンパク質名称の統一と標準化の必要性 科学のための科学

タンパク質名称の統一と標準化の必要性

今回は、私が以前から問題視していた生物医学分野の大問題について書きたいと思います。それは、遺伝子から作られる物質、特にタンパク質の命名のシステムが乱立していることです。科学者はみな自分の好きなタンパク質の名称を使っていて、命名に関するルールが未だに定まっていません。 同じタンパク質に複数の別の名前が…
日本からアメリカへ4 キャリア

日本からアメリカへ4

前回の更新から1年以上経ってしまったので、新しくこのブログを読んでくださっている方は、過去記事の日本からアメリカへ1、2、3を読んでみてください。前回は、私が米国医師国家試験(USMLE)ステップ1及び2に合格した後、アメリカ各地の面接の旅を経てピッツバーグのアリゲニー総合病院とマッチするまでの話で…
若年性大腸癌についての総説 分子病理疫学(MPE)

若年性大腸癌についての総説

前回の記事でも述べた、若年性大腸癌についての総説が私の研究室からつい先日ネイチャー・レビュー(臨床癌科学)誌に発表されました。 https://www.nature.com/articles/s41571-020-00445-1 ちなみにこの雑誌のインパクトファクターは今年50を超えました。私はイン…
長期的な科学の発展のための投資 健康

長期的な科学の発展のための投資

最近大切な研究費申請の締め切りや論文投稿、改訂が重なり、しばらく更新が滞ってしまいました。 私が以前から繰り返し述べているように、現在の科学研究には短絡的な研究成果を追求せざるを得ない悪しき潮流が生まれています。 近年のアメリカでは、生物医学分野の研究予算が伸び悩む中で、博士号取得者が毎年参入して研…