分子病理疫学(MPE) 3月 7日 2019 転ばぬ先の杖1 予防は治療に勝ると言います。みなさんもできれば癌になる前には予防を、もし癌になった後でも再発の予防を選ぶのではないでしょうか。副作用が必ずといっていいほどある癌の薬物療法はできれば避けたいはずです。 私の研究の最終的な目標は分子病理疫学(MPE)で得られた研究成果を癌治療にだけではなく癌予防に活かす… 続きを読む
キャリア 3月 5日 2019 チャンスは必ず来る! 3月5日、今日は何の日? 分子病理疫学の日。 今日は分子病理疫学(MPE)と題した最初の論文が世に出てから、ちょうど9年目の日です。 もともと私は病理科医師で、分子病理学超専門医であり、分子病理学者として研究活動をしていましたが、疫学の面白さに惹かれ、2007年よりハーバード大学公衆衛生学大学院修士… 続きを読む
自己紹介 3月 1日 2019 日本からアメリカへ2 前回の記事から大分時間が空いてしまいましたが、前回述べたように、私は1994年4月から東京大学大学院を休学して在沖縄米国海軍病院でインターンとして1年間の臨床研修を始めました。米国医師国家試験(USMLE)の受験勉強と並行して米国の病院環境と英語に慣れる為でした。 東大大学院の休学は単なる休学ででは… 続きを読む
科学のための科学 2月 28日 2019 ハゲタカ(プレデター)にかかわるな!2 振り返れば、1980年代、1990年代に生物学・医学が進歩して、研究者のニーズが世界的に高まり、雨後のたけのこのように大学や教育プログラムが作られました。米国国立衛生研究所のグラントも2000年代前半までは右肩上がりに増えていきました。大学も教員・研究者を大量に雇うことで米国国立衛生研究所や他の機関… 続きを読む
科学のための科学 2月 26日 2019 ハゲタカ(プレデター)にかかわるな!1 先日の統計の重要性についての記事の中で、研究不正の根本的な原因の一つに科学の表面的な評価があると述べました。 論文数やミーティングでの発表回数などの表面的な実績を稼ぎたい研究者と、論文掲載料や登録料などでビジネスをしたい業者との利害関係が一致して近年横行している商売がいわゆるハゲタカ(プレデター)ミ… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 2月 21日 2019 米国癌学会(AACR) @アトランタでの講演 3月29日から4月3日にアトランタで開かれるAACR Annual Meeting 2019で講演します。 私が参加するのは3月30日の10時15分から12時15分までのの教育的セッション「腫瘍免疫学と分子疫学の統合」です。 https://www.abstractsonline.com/pp8/#… 続きを読む
分子病理疫学(MPE) 2月 20日 2019 統計学は科学・経済・社会を統べる! あらゆる科学研究に統計学は重要で欠くべからざる学問分野です。 しかし、科学者の殆どが統計学の正しい専門的トレーニングを十分受けておらず、かなりの割合で不適切な研究デザインと不適切な統計手法による解析結果を元に結論を導き出しているのが現状です。 続きを読む
健康 2月 17日 2019 ヨガ初体験 私は普段から習慣的な運動を心がけており、ほぼ毎日自転車(「中国大返し」についてはこちら)、週末はテニスなどで汗を流しています。仕事の日でも10階や16階であろうが階段を使うようにしています。 テニスの前には自己流の簡単なストレッチをして、怪我をしないように心がけていますが、最近妻からヨガがストレッチ… 続きを読む