ヨーグルトの継続的な摂取と大腸癌発生率低下の関係についての取材(USA Todayなど)
2025年2月15日
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先日、我々の研究室から発表されたヨーグルトの摂取と大腸癌発生率低下に関する論文がプレスリリースされ、USA Today、CBSなどの多数のメディアの取材を受けました。
我々の研究成果では、1週間に2から3回ヨーグルトを摂取する人は、ヒビフィス菌陽性近位部大腸癌の発生率が低いことが示唆されました。ヨーグルトの消費により、腸内細菌嚢が変化して、特定のタイプの大腸癌を防ぐことを示唆することになった形です。
一般受けしそうな分かりやすい成果であるためか、たくさんのメディアで取り上げていただいたのはとても嬉しいのですが、テレビのアナウンサーが、すぐにヨーグルト食べるわ!というコメントをされたのを見て、もう少し明確に伝えれば良かった点があると少し反省しています。
摂取にはヨーグルトでも、砂糖などが入っていないプレーンヨーグルトをおすすめします。その点をもっと強調するべきでした。前も書きましたが、アメリカの(というか日本でもそうですが)普通のスーパーで売られている食品には、砂糖が添加されている場合が多いです。ご存知の通り特に精製された砂糖には健康への様々な悪影響があるからです。
https://www.cbsnews.com/boston/news/yogurt-study-colon-cancer-health-benefits/
https://fortune.com/well/2025/02/13/colorectal-cancer-risk-yogurt-fiber/
https://www.bostonglobe.com/2025/02/14/metro/mass-general-brigham-study-yogurt-colon-cancer-reduced/