ブログ2周年
2021年1月11日
今日でブログを初めて丸2年が経ちました。去年の今頃は新型コロナウイルスの存在がここまで世界に脅威をもたらすとは想像の域を超えませんでした。この1年は、もしかしたら未来の世界への急激な変化の始まりとなる1年だったのかもしれません。
ブログを始めた2年前の記事に書いたことですが、私がブログをやろうと思ったきっかけは、アメリカに来て24年経つのにも関わらず、未だに私が日本を抜け出したいと思った原因である、息苦しい、生き苦しい社会構造、つまり、江戸時代以来の封建制・鎖国制を引きずった秩序と調和に基づいた閉鎖的社会が国際環境の変化に適切に対応しているようには見えず、このままそれを続けると、ずっと日本は機能不全や衰退の方へ向かっていると感じていたからです。
日本だけではありません。御存知の通り、未だに尾を引く今年の大統領選とその後の混乱を見ても、アメリカ社会の分断もすざましいものです。このブログでも何回か触れましたが、アメリカ社会の分断をもたらした社会の格差は広がる一方です。全米の都市の中で治安が良いボストンでも、ブラック・ライヴズ・マターの運動に便乗したとみられる犯罪・テロリズム・略奪が起こりました。また、新型コロナウイルスのパンデミックで、ずっと前から問題視されていた高額な医療費と医療へのアクセスの問題が浮き彫りになりました。パンデミックの前までは好景気で隠れていた問題がより鮮明になってきたと感じています。
今年の世界はどうなるのでしょう。去年よりも良くなることを望みます。危機に際しては変化の必然性が高まります。こんなときだからこそ、変化を恐れずに進化していかなければなりません。日本の社会がパンデミックを機に変わっていくことを期待しています。