渡辺明新名人誕生!
渡辺明新名人誕生、3冠復帰、おめでございます!
前の記事にも書きましたが、私は渡辺将棋の切れ味が好きで、誕生日も一日違いということもあり20年来のファンです。一時はB級、一冠まで落ちたにもかかわらず、そこからの怒涛の巻き返しで、2期連続順位戦全勝21連勝という破格の成績で名人挑戦。そこからコロナ自粛で勢いがそがれる恐れを感じていましたが、まったく杞憂でした。
ここぞというチャンスに限って特に勝負強いというのは私が目指すところでもあります。以前には竜王戦で、勝った方が初代永世竜王という大一番で、3連敗から4連勝という離れ業を、それも第一人者羽生善治に対してやりのけました。まったくしびれました。
私も何度もここで勝つのと負けるのでは今後が100%違ってくるという状況で、歯を食いしばって火事場の馬鹿力を発動し、なんとかクリアしてきました。特に1981年(中学入試)、1987年(大学入試)、1993年(在沖縄米国海軍病院インターンシップ応募、面接)、1994年(米国医師国家試験第1・2ステップ)、1995年(米国病理科研修応募面接)、1996年(米国医師国家試験第3ステップ)、2001年(仕事応募面接)、2009年(米国立衛生研究所NIH R01グラント初申請) 、2014年(NIH・米国立癌研究所 R35グラント初申請) にそういう状況になりました。実際、おおげさではなく薄氷を踏むようなという表現が当てはまる私の今までの軌跡です。
渡辺名人のようにここぞという勝負どころで結果を出せるかでその人の人生は大きく変わると思います。
高校生、藤井棋聖の台頭など、将棋界の動きは激しいですが、渡辺名人には永世名人を目指してほしいと一ファンとして願っています。つぎは同じく大ファンである谷川浩司9段の持つタイトル数27まであと1つですが、これは1年以内に追いつき抜き去るでしょう。
(画像はペルシャ語の駒です。読めないと思います。この記事に書きましたが、将棋の世界普及のためには漢字以外の駒が必要です。)