一年の目標
毎年1月1日に、私は目標を立てています。この習慣はかれこれ9年続けていますが、もっと若い頃からやっておけば良かったなと思っているものの一つで、目標を立てる習慣のない方にはぜひおすすめしたいと思います。
実際のやり方ですが、その時点での長期的な目標として、3年、5年、10年後に達成したいことと、目標を実現するためにこの1年にやるべきこと、つまり短期的な目標の両方を立てます。こうすることで、長期的な目標を達成するのに今何をするべきか?を具体的に考えて実行することができるようになります。
このやり方の良いところは、過去にさかのぼってその時点の自分の目標を振り返ることができ、それが達成できたかどうかを確認できるところです。無論、目標は達成するために立てるのですが、たいてい目標というのは少し高めに立てることが多いので、達成できないことももちろんあります。達成できなかったといって、徒に落ち込んだり自分を責めたりするようなつもりはありません。その後の様々な状況や環境の変化、例えば他に優先順位が高い目標ができた、自分の時間配分などを客観的に分析して原因を考えます。そしてそれはそれで置いておいて、また新たな目標を設定するということをやっています。
どのような目標を立てるかというと、例えば長期的な目標として、だいたいあと何年くらいで次の昇進のプロセスに入りたいので、そのために短期的な目標として今年はいい研究論文を仕上げる、レビューをどこに出版する、どのグランドを取るという感じです。
私の経験上、目標にしたことは、想定した期間内にすぐに達成できなかったとしても、何年か後に何らかの形で達成することができる場合が多いです。やはり、具体的に文字に残しておくことで、無意識にそちらの方向に向かっていくようです。ということで、今年も1月1日に 1年、3年、5年、10年の目標を立てました。
最初に言った通り、私は 9年前、MPEを発展させ、生物医学と健康科学を進化させることが具体的なライフワークとして形になってきた時期に目標を立て始めたのですが、もっと若い時からやっておけばよかったと思います。目標が大きく変わってしまってもそれはそれで面白いし、自分の歴史を振り返る上でも良い材料になると思います。
もしまだやったことのない方は是非試してみてください。私も40代になってから始めたくらいなので、始めるのに遅すぎることはないと思います。