ボストン交響楽団と音楽3

ボストン交響楽団(BSO)と言って日本人が思い浮かべるのは小澤征爾でしょう。彼は2002年までBSOの音楽監督を務めていましたが、今もBSOの桂冠音楽監督としてボストンでもその名はよく知られています。

実は私がボストンに来てすぐの2001年から2002年は彼が音楽監督を務めた最後の年でした。最後の音楽監督としての演奏会に立ちあいましたが、マーラーの最後の完成した交響曲である第9番を指揮したのは未だによく記憶に残っています。実はそれ以降は一度もBSOをボストンシンフォニーホールでは指揮していません。タングルウッド音楽祭(マサチューセッツ州西部のタングルウッドで夏の間開かれる野外コンサート)では何度も指揮していますが。なぜなんでしょう。

それから18年がたち、BSOのメンバーもだいぶ入れ替わりました。首席演奏者だけでもチェロ、ピッコロ、フルート、ティンパニ、トランペット、トロンボーン、ハープで交替がありました。

前の記事でも書きましたが、私は18年もBSOコンサートのサブスクライバー(チケットの定期購入者)を続けています。毎年この時期になると、来シーズン(毎年9月末から5月頭まで)の購入の案内が来ます。

その際、毎年自分用の席の希望を出すことができ、殆どのコンサートで決まった席からコンサートを鑑賞できます。因みに、私の指定席は2階のバルコニーの前方です。写真はその席からの眺めです。バルコニー席はオーケストラ全体の動きを見ることができておすすめです。

よりオーケストラが近く見える1階のバルコニー前方へ移動の希望を出してみることもあるのですが、18年通っている私より長年席をキープしている人がいるようで、中々移動できません。たまに運良く1階バルコニーの席に行けることがあるのですが、シニアのお金持ちの方々でいっぱいです!そもそもBSOのコンサート全体でもシニア世代の割合が高いです。

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