前向きコホート内発生腫瘍バイオバンク手法(PCIBM) PCIBM

前向きコホート内発生腫瘍バイオバンク手法(PCIBM)

先日、前向きコホート内発生腫瘍バイオバンク手法(PCIBM、Prospective Cohort Incident-tumor Biobank Method)についての旗艦論文がランセット姉妹紙Lancet Regional Health Americasに出版されました。
https://www.thelancet.com/journals/TLRHAMERICAS/article/PIIS2667-193X(25)00301-1/fulltext

マスジェネラルブリガムからプレスリリースも出されました。
https://www.massgeneralbrigham.org/en/about/newsroom/articles/long-term-pcibm-research-method-unlocks-cancer-origins
日本からアメリカへ13 キャリア

日本からアメリカへ13

私の仕事探しの話が続きます。今となっては自分でも忘れかけていたくらいなのですが、仕事探しをしていた頃は、私の第一の目標は病理学医師としてよい仕事をすることであり、研究者として優れた研究をすることは、そのおまけ、第二の目標という考えでいました。そう思えば、当時は病理学でも新しい分野であり、医師としての…
日本からアメリカへ12 キャリア

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2000年にポスドク研究員として研究を始めてからは、当然ですが研究中心の生活となりました。実験をずっとやりながら、どうやったらうまく結果が出るか考える毎日でした。 また東京大学医学系研究科大学院卒業のために卒業論文を仕上げるという作業もありました。大学院は4年休学ののちに、1998年に復学しており、…
日本からアメリカへ 11 キャリア

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