研究・研究者の歴史的価値について1 分子病理疫学(MPE)

研究・研究者の歴史的価値について1

研究あるいは研究者の価値というのはどういうものでしょうか。我々研究者にとっては、わざわざ日々話題にはしませんが、我々の存在意義にかかわる重要な問題です。私は毎日そのことについて考えています。 私が常に頭に置いて、研究活動の指針としているのは、研究者の価値は、その研究者がいなかった場合に現在あるいは未…
東京医科歯科大学での学術顧問としての講演内容(学んだことは全て役立つ・他人と違うことをする) キャリア

東京医科歯科大学での学術顧問としての講演内容(学んだことは全て役立つ・他人と違うことをする)

今まで私が働いてきて実感しているのは、結局、学んだことは全て役に立つということです。 医学部卒業後に選んだ病理学の専門性を生かして、アメリカで解剖病理学および臨床病理学の研修医となることができました。更に、研修医となったあと、ポスドク中に分子生物学実験を行い、更に分子病理診断学後期研修をすることがで…
東京医科歯科大学での学術顧問としての講演内容(失敗を逆転させて成功に変える2) キャリア

東京医科歯科大学での学術顧問としての講演内容(失敗を逆転させて成功に変える2)

前回に続き、東京医科歯科大学での学術顧問としての講演の続きを書いておきたいと思います。 ハーバード大学でインストラクターという教員として働き始め、バイオバンクの仕事に取り掛かって3年の間はただひたすら前向きコホート内発生腫瘍の組織バイオバンク(PCITB)の立ち上げの仕事を黙々と続けるのみでした。そ…
東京医科歯科大学での学術顧問としての講演内容(失敗を逆転させて成功に変える1) キャリア

東京医科歯科大学での学術顧問としての講演内容(失敗を逆転させて成功に変える1)

前回の投稿からしばらく間が空いてしまいましたが、今年の初めに学術顧問として東京医科歯科大学で行った講演の続きを投稿します。 前回は日本社会の悪い慣習について述べました。今の日本人一般には、自分自身が自分の人生の主体者になるという考え方が足りていないと思います。社会一般が他の人がそうだから、無難だから…
Harvard Gazetteにインタビュー掲載 分子病理疫学(MPE)

Harvard Gazetteにインタビュー掲載

先日、若年性大腸癌の増加についての我々の研究に関連して、若年性大腸癌の40歳からの早期スクリーニングの開始に関するインタビューを受け、それがハーバード大学の公式ニュース雑誌に掲載されました。 https://news.harvard.edu/gazette/story/2024/07/should-…